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広高野球部 秋の本大会3回戦 散る

秋の本大会は一次予選を勝ち抜いた64校で10月11日より開幕し、都立校は20校が参加してきました。 10月28日現在残った2校が広尾高と日野高でした。都立校の1、2位を決め、ベスト8に残る争いで、来春の選抜甲子園への推薦校へ残るか大切な戦いでした。

結果は残念ながら、7回0-7Xにてコールド負けを喫し、都立の星の厚い壁を超えることはできませんでしたが、広高野球部は多くを学び、来春に向け、課題を確認できたと思います。

試合は1回両軍2塁打のランナーを出すも得点ならず、互角のスタートでした。

しかし長年、都立の星として君臨する日野高の走攻守は微妙に広尾高を凌駕していました。バントエンドランで1塁ランナーを3塁に進め得点に結びつけたこと、四球のランナーを確実に送り得点に結びつけたこと、送球を確実にすること、捕球を確実にすること、エラーがゼロなこと、サインプレーを確実にすることなどにおいて一日の長を認めざるを得ませんでした。

見逃しの三振が多かったことは相手投手のコントロールが良かったことに起因したのだろうが、淑徳高戦に振るった広高打線が鳴りを潜め、鋭い打球がみられなかったことが今日の敗因でしょう。

都立校が夏の大会に強豪私立校に伍して戦い、優勝して甲子園を目指すことは至難の業です。広尾高が甲子園を目指す道は「東京都21世紀枠推薦校」として小山台高のように選出されることでしょう。その条件の一つが、この秋の大会でベスト8入りすることで、広高野球部が近年目指しているものです。今日の戦いの勝敗はこの新チームが75年の歴史の中で初めてそれに挑んだものでした。広高野球部史上初の2勝を挙げてくれ、あと1勝の勝利で「甲子園への道」の可能性の扉を開いてくれました。関係各位のご努力に感謝申し上げます。  

観戦応援団も甲子園への道が意外と身近だと考えながらの応援でした。監督・選手・保護者の皆様も緊張した1日であったことと思いながら、筆者は今日の敗戦を広高野球部の新しいスタートと考えます。同窓会の皆様も青い帽子、白い帽子、青いタオルでの観戦応援を今後もよろしくお願いいたします。

広高野球部は12月〜2月の間、対外試合はできません。筆者は、選手たちがこの冬を有意義に過ごし、成長し、チームがどう変身するのかおおいに期待し、楽しみに来春を待ちたいと思います。

石川洋(8期)

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