4月5日、広高野球春の本大会1回戦、対東京実業高戦がJPアセットスタジアム江戸川で行われ、4X-3 にて10回タイブレーク延長戦を見事逆転勝利しました。第2回戦は明日、今日府中西高を7回コールドゲームで勝利した郁文館高とJPアセットスタジアム江戸川にて14時から行われます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
東京実 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
広 尾 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4X |
古荘投手の立ち上がりに注目しましたが、一回の表3者凡退の上々のスタートでした。2回には2四球を与えてしまいましたが公式戦の回数を重ね、落ち着いた投球ができています。スピードも増しており、走者を許すも要所要所を締めてくれました。10回を一人で完投し、被安打8、与四球3、奪三振12、失点3と好投し、「都立の星候補」の片鱗の一端を垣間見る思いです。
打線は1回裏3番の2塁打、4番の3塁打と4本のヒットで幸先よく2点を挙げましたが、この日12本のヒットを打ちながら、2回以降得点に結びつけられずにいました。この間、東京実高に3回エラー、四球のミスから1点を献上し、8回には先頭打者に2塁打を打たれ、犠牲フライで同点に追いつかれてしまいました。
勢いは東京実高側にと思われた延長戦、ランナー1・2塁から始まりますが、2本のヒットを打たれながらも、三振2と相手ミスに救われ、1点で留めていました。その裏広高の先頭打者のバントが内野安打となり、ノーアウト満塁のチャンス。6番ショートフライ、7番ノーヒットであった古荘投手がセンターへの犠牲フライで同点とし、8回のチャンスで代打出場の2年生北山選手が見事にレフトへヒットを打ってくれました。
今日の広高は先制の2点、10回の2点で劇的に逆転勝利しました。古荘投手に頼もしさが増してきていますが、今日の投球数が少し多かったように思います。明日の対戦校は強敵でこの投球数が心配ですが、広高打線も厚みを増しています。9年ぶりに出場できた広高の躍進、楽しみに応援観戦しましょう。よろしくお願いいたします。
石川洋 8期